成功事例から学ぶ:動画活用で採用数が増えた企業の実例
- Kazuma Ishikawa
- 6月13日
- 読了時間: 4分
皆さんこんにちは、㈱impの石川です。
今回は、「成功事例から学ぶ:動画活用で採用数が増えた企業の実例」というテーマでお話していきます。
はじめに
採用動画の重要性が叫ばれる中、「実際に成果が出ている企業ってどんな動画を作ってるの?」「自社で応用するにはどうすればいいの?」という声も多く聞かれます。
本記事では、動画活用によって採用成果を上げた実例を業種別に4社ご紹介し、それぞれの戦略や工夫から“真似できるポイント”を明確に解説します。
1. 動画活用で成功した企業に共通する3つの要素
採用動画によって成果を上げている企業には、以下の共通点があります:
目的が明確:認知目的/動機形成/応募促進など、動画ごとに役割を分けている
ターゲットに合わせた媒体選び:Z世代にはTikTok、中途にはLinkedInなど
社内のリアルを“嘘なく”映している:自然体・本音・雰囲気が伝わる映像
これらを軸に、以下の具体的な事例をご紹介します。
2. 事例①:中小IT企業/TikTok活用でエントリー数200%増
■ 背景と課題
東京都内の従業員50名規模のITベンチャー。求人サイトだけでは母集団形成が難しく、若年層への認知に課題。
■ 施策内容
TikTokで「エンジニアの1日」や「社員あるある」を15〜30秒で投稿
社員がスマホで撮影し、編集はCanvaやCapCutで対応
投稿頻度は週2回を継続
■ 成果
TikTok経由の採用特設ページ流入が前年比3.5倍
エントリーフォームへの導線強化で応募数が約200%に
面接時に「動画見ました!」という声も多数
真似できるポイント
完璧な映像よりも“身近さ”を重視
投稿継続が信頼感につながる
動画→採用LPの導線設計がカギ
3. 事例②:老舗メーカー/長尺インタビューでミスマッチを削減
■ 背景と課題
創業70年の機械部品メーカー。採用後の早期離職が課題に。
■ 施策内容
YouTubeに社員インタビュー(1本あたり7分)を6本掲載
「なぜ入社したのか」「どんな1日か」を丁寧に編集
自社採用サイトにも埋め込み
■ 成果
視聴完了率は約65%、説明会参加者の8割が動画を視聴済み
内定承諾率の向上、1年以内の離職率が20%から9%に減少
真似できるポイント
“社員の声”は求職者の不安を払拭する武器になる
長尺でも「本音」を語ることで、信頼を獲得
採用サイト連動で動画が「一次情報」として機能
4. 事例③:飲食業界/Instagram リールで若手採用に成功
■ 背景と課題
地方都市に複数店舗を展開する飲食企業。若手ホールスタッフの応募が減少。
■ 施策内容
Instagram Reelsで店舗紹介やスタッフ紹介を投稿
撮影・編集はアルバイトスタッフが主体で実施
「この制度いいね!」など福利厚生をポップに紹介
■ 成果
Instagram経由の応募が全体の30%以上に
投稿を見た高校生・専門学生からの応募が顕著に増加
応募の質も向上し、採用後の定着率も改善傾向
真似できるポイント
Instagramは「見た目」と「雰囲気」が命
若手社員がコンテンツ制作に関わると自然な表現に
制度紹介はストーリーズやハイライトとも相性◎
5. 事例④:外資系企業/YouTube+LinkedInで中途即戦力を獲得
■ 背景と課題
グローバル事業を展開するIT企業。専門人材の中途採用に苦戦。
■ 施策内容
YouTubeで「グローバル案件の紹介」動画をシリーズ化(英語字幕付き)
LinkedInで経営層・現場マネージャーが発信し、動画にリンク
SEOと連携して動画付きの採用記事を多数投稿
■ 成果
YouTube経由で自社採用サイトへの訪問が1.8倍に
LinkedInからの応募率が前年比+270%
高年収ポジションで即戦力人材を複数獲得
真似できるポイント
中途・グローバル人材には“業務内容の透明性”が刺さる
経営層の発信が「信頼性の裏付け」になる
動画+SEO記事の複合展開が流入を加速
6. 成功企業に共通する「3つの実践ポイント」
動画ごとに“役割”を明確に設定している → 認知・興味喚起・応募促進のどれを狙うかが明確
媒体に合わせて“コンテンツの最適化”を行っている → TikTokではテンポ感、YouTubeではストーリー性を重視
PDCAを回し続けている → 投稿頻度、視聴データ分析、サムネイル改善などを継続
7. まとめ:動画成功のカギは「自社に合った設計」と「継続」
動画を活用して採用成果を出している企業に共通するのは、「高価な制作費」でも「特別な演出」でもなく、自社の魅力を理解し、それをターゲットに合わせて表現し続けている点です。
事例をそのまま真似るのではなく、「自社に合った形で応用する視点」こそが、動画活用の成功に繋がります。
採用強化のための動画制作、SNS運用をご検討の方は下記にてご連絡いただければ幸いです。