【映像制作×AI】制作会社はもう要らない?AI時代に「飛躍する会社」と「淘汰される会社」の違い
- Kazuma Ishikawa
- 3 日前
- 読了時間: 4分
こんにちは、㈱impの石川です。
昨今、ChatGPTやSora、Runwayなどの生成AIの進化により、「テキストひとつで映像が作れる」時代が到来しつつあります。
これまで専門的なスキルが必要だった映像制作の敷居が下がり、企業の採用担当者や広報担当者が、自席で数分のプロモーション動画を生成できる未来は、すぐそこまで来ています。
では、「これからの時代、映像制作会社は不要になるのか?」
私たちの答えは「NO」です。 ただし、「従来のやり方だけの制作会社は淘汰される」というのは紛れもない事実です。
今回は、AIが台頭する時代において、映像制作会社がどのように変化し、どのような特徴を持つ会社が逆にお客様のビジネスを拡大させていくのかについてお話しします。

1. AI時代に「価値がなくなる」映像制作とは?
まず、厳しい現実から目を背けずに見ていきましょう。AIによって代替され、価値が暴落するのは以下のような業務です。
単なるオペレーション作業(言われた通りのカット編集、字幕入れ)
画一的なイメージ映像の羅列(フリー素材を繋ぎ合わせただけのVP)
「綺麗」なだけの映像(目的がなく、ただ見た目が整っているだけの動画)
これらは今後、AIが圧倒的なスピードと低コストで代替します。
「撮影して編集するだけ」の技術料に高いコストを支払う企業はいなくなるでしょう。
2. 今後生き残るための「生存戦略」
では、プロの映像制作会社はどう生き残るべきか。
それは「技術の提供」から「文脈の設計」へのシフトです。
「作る」から「創る(企画・設計)」への転換
AIは「指示(プロンプト)」がなければ動きません。
そして、その指示が平凡であれば、平凡な映像しか出力しません。
クライアントの課題(採用難、認知不足、ブランディングのズレ)を深く理解し、「誰に、何を、どう伝えるか」という戦略(設計図)を描く能力こそが、これまで以上に重要になります。
「リアリティ」という希少価値
AI映像が普及すればするほど、逆説的に「本物の人間、本物の場所、本物の感情」の価値が上がります。
社長の熱のこもった言葉
社員が働くオフィスの空気感
現場のドキュメンタリー これらはAIには生成できません(生成できたとしても、そこに「嘘」があれば企業の信頼は失墜します)。「リアルを切り取る力」は、依然としてプロの領域です。
3. AIによって「逆に会社が大きくなる」映像制作会社 3つの特徴
ここからが本題です。
AIを脅威とせず、武器として活用し、クライアントにさらなる利益をもたらす制作会社には、以下の共通点があります。
① AIを「コストダウン」ではなく「クオリティアップ」に使う会社
伸びる会社は、AIを使って単に手抜きをするわけではありません。
例えば、企画段階でのコンテ(絵コンテ)作成にAIを使用し、クライアントとのイメージ共有を極限まで具体化したり、AIによる仮ナレーションで構成を練り込んだりします。
「完成形が見えないまま撮影に入る」というリスクをゼロにし、クリエイティブの本質的な議論に時間を使う会社が選ばれます。
② 「大量生成×検証」のマーケティング視点を持つ会社
これまでの映像制作は「渾身の1本を作って終わり」でした。しかし、AIを活用できる制作会社は違います。
冒頭のフック(掴み)をAIで5パターン作成する
ナレーションのトーンを変えたバージョンを複数作る
ターゲット別にビジュアルを調整する
このように「映像を大量に生成し、A/Bテストを行って正解を導き出す」という、Webマーケティングに近いアプローチができる制作会社は、確実にクライアントの成果(CV)を最大化させます。
③ 「人間」と「AI」のハイブリッド編集ができる会社
フルAIの映像はまだ違和感が残ります。一方で、フル実写はコストがかかります。
伸びる会社は、「実写でしか伝えられない熱量」と「AIでしか表現できない抽象的なイメージや派手なエフェクト」を違和感なく融合させる技術を持っています。
現実を超えた表現で視聴者を惹きつけつつ、企業の信頼性を担保する。このバランス感覚が優れた会社が覇権を握ります。
4. 株式会社impが目指す未来
私たちimpもまた、この変化を最大のチャンスと捉えています。
AIが進化することで、私たちは「単純作業」から解放されます。その浮いた時間はすべて、「お客様のビジネスを理解すること」と「心を動かす企画を考えること」に投資できます。
採用動画なら、AIでリサーチを効率化しつつ、現場の社員の「本音」を引き出すインタビューに時間をかける。
広告動画なら、AIで数多くのパターンを出し、最もクリックされる動画を科学的に分析する。
「AIのスピード感」×「プロの企画・撮影力」
これらを掛け合わせることで、これまで以上のコストパフォーマンスと成果を提供できると確信しています。
【お問い合わせはこちら】 貴社の課題に合わせた、最新の映像活用をご提案します。
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