社員インタビュー・社内風景:長尺動画でリアルを伝える方法
- Kazuma Ishikawa
- 3 日前
- 読了時間: 4分
皆さんこんにちは、㈱impの石川です。
今回は、「社員インタビュー・社内風景:長尺動画でリアルを伝える方法」というテーマでお話していきます。
はじめに
採用活動において、「リアルな情報」が求職者の意思決定に大きく影響する時代です。
特に中途採用や志望度の高い求職者にとって、短い動画では伝えきれない「企業の中身」を知りたいというニーズは強く、そこで有効なのが長尺動画の活用です。
社員の声や働く現場をしっかり伝える長尺コンテンツは、志望動機の醸成・ミスマッチの防止・応募後の離脱防止に大きく貢献します。
本記事では、長尺動画で何をどのように伝えるべきか、実践的な視点から解説します。
1. なぜ長尺動画が「リアル」を伝えるのに有効なのか?
■ 志望度の高い層へのアプローチに適している
長尺動画は、「すでにある程度興味を持っている」求職者に向けて、より深く企業を理解してもらうためのコンテンツです。
情報量が多く、社風・業務内容・社員の価値観まで伝えられるため、単なる認知ではなく動機形成の後押しに有効です。
■ 書類やテキストでは伝わらない“空気感”が伝わる
映像で伝えることで、職場の雰囲気・社員の表情・働くテンポ感など、言葉では説明しきれない「空気」が視覚化されます。
これは企業文化や価値観の伝達において非常に重要です。
2. 社員インタビューの設計ポイント
社員インタビューは、長尺動画の中核コンテンツです。
以下のような設計で構成すると、視聴者にとって分かりやすく、共感も得やすくなります。
■ インタビュー構成例(5〜7分想定)
自己紹介(名前・部署・入社年次)
担当業務の紹介(日常の仕事・チーム構成)
やりがい・達成感(苦労した点・達成体験)
入社理由と決め手
会社の魅力・社風について
求職者へのメッセージ
■ インタビュー対象の選定ポイント
部署や年次のバランスを取る(例:若手社員、中堅、女性社員、マネージャーなど)
カメラ慣れしている人、自然体で話せる人を選ぶ
内定者や新人の声も「等身大のリアル」として好印象
3. 社内風景・1日密着の構成と見せ方
社内の様子を伝える映像は、「入社後のイメージ」を持ってもらうのに効果的です。
■ 人気の構成パターン
タイトル例 | 内容 | ポイント |
「1日密着:営業社員編」 | 朝の出社~終業までを追う | 時間軸で進むと視聴者が没入しやすい |
「オフィスツアー」 | 各部署や会議室などを紹介 | 空間や設備の清潔感が印象に直結 |
「チームワークの現場」 | プロジェクト風景・会議・打ち合わせ | 協働の様子が伝わると安心感が強まる |
「社内イベント紹介」 | 部活動・飲み会・表彰など | 企業の文化や雰囲気の伝達に効果的 |
4. 配信プラットフォームと活用戦略
長尺動画は配信先の選定も重要です。
■ YouTube(メイン活用)
サブチャンネルで「採用特化」アカウントを設ける
再生リストで「部署別」「社員別」にまとめる
サムネイル・タイトルで内容を明確にする
■ 自社採用サイト
「先輩の声」「働く環境」などのカテゴリ内に動画埋め込み
動画の上にポイントをテキストで要約表示すると効果的
■ オンライン説明会やイベント連携
長尺動画の一部を抜粋し、プレゼン資料や登壇資料に組み込む
イベント後のフォローアップメールで動画リンクを送付
5. 撮影・編集で押さえるべき5つのコツ
構成台本を事前に設計 → 話の流れを明確にし、カットしやすくする
自然光と照明を活かす → 顔の映りや背景が明るく見えるよう調整
音声の品質を確保する → ガンマイクやピンマイクを使用し、環境音を抑える
字幕・テロップを活用 → 音声が聞こえない環境でも視聴されやすくなる
ダラダラさせずテンポ感を意識 → 不要な間や同じ表現はカットし、5~10分以内に収める
6. 効果測定と改善の視点
せっかく作った長尺動画も、活用状況や効果を把握しなければ改善が進みません。
以下のKPIが有効です。
■ 主なKPI
指標 | 内容 | 改善ヒント |
再生回数 | 動画の認知状況を把握 | サムネイル・タイトル変更で向上 |
視聴完了率 | 最後まで視聴された割合 | 冒頭の惹きつけとテンポがカギ |
サイト遷移率 | 応募ページや説明会予約ページへの移動 | CTAボタンやリンクの導線強化 |
応募者アンケート | 動画を見たか?印象は? | コンテンツ改善の直接的材料に |
7. まとめ:長尺動画は「志望動機」を生み出す
長尺動画は、企業のリアルな姿をしっかり伝え、求職者が「ここで働きたい」と思える材料を提供します。
特に社員の声や社内の雰囲気を可視化することで、採用の質を上げ、ミスマッチを防ぐ有力な手段となります。
採用動画は、短尺と長尺を適材適所で使い分ける設計力が鍵です。
採用強化のための動画制作、SNS運用をご検討の方は下記にてご連絡いただければ幸いです。