ドローン映像が「ただの空撮」で終わる壁。視聴者に満足いただけない映像と、心を掴む映像の決定的な違い
- Kazuma Ishikawa
- 2 日前
- 読了時間: 4分
皆さんこんにちは、㈱impの石川です。
近年、企業のプロモーション動画や採用動画において「ドローン撮影」は当たり前のものになりました。
特に、FPVドローン(First Person View:一人称視点)を使った、まるで鳥になったかのような疾走感ある映像を目にする機会も増えています。
しかし、多くの企業がドローンを導入する中で、ある「見えない壁」にぶつかっているのをご存じでしょうか?
それは、「ドローンを使うこと自体が目的になってしまい、中身が伝わらない」という壁です。
今回は、数多くのドローン空撮・FPV撮影を手掛けてきたimpの視点から、「視聴者に満足いただけない残念なドローン映像」と、「企業の魅力を倍増させるドローン映像」の決定的な違いについてお話しします。

1. 陥りがちな罠:「手段の目的化」の壁
「せっかくドローンを使うんだから、高く飛ばして景色を綺麗に見せよう」
「FPVなんだから、アクロバティックに回転させて派手に見せよう」
これは、映像制作において最も危険な思考です。
映像の目的はあくまで「企業の魅力を伝えること」「採用応募を増やすこと」であり、「ドローンの性能を見せつけること」ではありません。
脈絡なく挿入される上空からの映像や、無意味に廊下を高速移動するだけのFPV映像は、視聴者にとって「ノイズ」でしかありません。
結果として、「見づらい」「何が言いたいのか分からない」と判断され、動画を途中で閉じられてしまう原因になります。
これが、「技術はあるのに、伝わらない映像」の正体です。
2. 視聴者に「満足いただけない」映像 vs 「没入させる」映像
では、良いドローン映像とは何でしょうか?
私たちは、「視点の必然性」があるかどうかだと考えています。
× 満足いただけない映像(視点の必然性がない)
目的もなくカメラが揺れたり動いたりして、落ち着きがない。
見せたい対象物(社員や設備)よりも、ドローンの動きの激しさが目立っている。
カット割りが激しく、今どこにいるのか位置関係がわからずストレスを感じる。
○ 没入させる映像(視点の必然性がある)
「ストーリー」に沿ってカメラが動く。
例:工場の入り口から製造ラインへ、そして完成品へ。製品が生まれる過程をドローンが案内人のように辿る。
「空間のつながり」を見せる。
例:屋外の開放的な景色から、シームレスにオフィスの窓を通り抜け、中のスペースへ入る(マイクロドローンならではの表現)。
これにより、「風通しの良い職場」「開かれた会社」という抽象的なイメージを視覚化する。
優れたドローン映像は、技術を見せつけるのではなく、「視聴者の目を拡張する」役割を果たします。
3. 株式会社impが提案する「意味のある」ドローン演出
私たちimpは、ただドローンを飛ばすだけの空撮会社ではありません。
「なぜ、そこでドローンが必要なのか?」という演出意図(コンテ)を徹底的に練り上げてからフライトを行います。
① FPVによる「ワンカット撮影」での施設紹介
編集でごまかさないワンカット撮影は、映像に「嘘がない」という信頼感を与えます。
オフィスの入り口から社長室までをノーカットで繋ぐことで、企業の透明性やオフィスの実際の広さ、働く人々のリアルな距離感を視聴者に「体験」させることができます。
② ダイナミックかつ「安定した」技術
FPVドローンは操縦難易度が高く、技術不足はそのまま映像の乱れや見づらさに繋がります。
impでは、高度な操縦技術を持つパイロットが、「映画のような滑らかなカメラワーク」を実現します。
派手な動きではなく、計算された美しい軌道こそが、企業の品格を高めます。
③ 安全と法令遵守を大前提に
もちろん、ドローン撮影には航空法などの法律が関わります。
impでは法令を遵守し、万全の安全管理体制のもとで撮影を行います。
「撮って終わり」ではなく、コンプライアンス面でも安心してお任せいただけます。
4. 「飛び道具」ではなく「強力な武器」にするために
ドローンは、使い方を間違えればただの「飛び道具(ギミック)」ですが、正しく使えば、視聴者の心を鷲掴みにする「強力な武器」になります。
自社の工場ラインの迫力を伝えたい
オフィスの雰囲気を、空気感ごと伝えたい
他社とは違う、インパクトのある採用動画を作りたい
そうお考えの方は、ぜひ株式会社impにご相談ください。
「ただ飛ばす」のではなく、「貴社の物語を運ぶ」ドローン撮影をご提案します。
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